5月2日
今日は7時までぐっすり寝た。Mたんは起きていたらしいのだが、女房が乳で寝かしつけていたようだ。8時30分からKさんと待ち合わせてパッセージ1から入る。魚影が濃い。ただし、フィリピンのように僕好みの「何だか分からないヤツ」が多いわけではない。でも、パウダーブルーの青、キンギョハナダイのオレンジ、ヨスジの黄色、カスミアジの銀鱗etc、ああモルジブへ来たなぁ、と思わせてくれるカラフルさがある。今までいろんなところへ行ったが、魚種の多さではフィリピン、大物ではラパス、食べ物では沖縄、サンゴと透明度では紅海という感じだが、なんといってもリゾートに来た、心から休めると思わせてくれるのはなんといってもモルジブだ。とくに今回、子供連れで楽しめるところでいえば、ナンバーワンだろう。
潮を探る。流れはほとんどない。帰りは遠くなるが、パッセージ2の方へ向かう。ヨスジ、クマザサ、ウメイロモドキがどっちゃりいる。ムレハタタテダイがまさしく群れ成している。途中、紫色のソフトコーラルの影に明るいグリーンの体にオレンジ色の顔とひれをした3~4センチのきれいな魚がいた。顔はハタタテハゼのようだったので、ハゼ(ゴビーではなくダートフィッシュの方)の仲間か、と思ったら、クレナイニセスズメと一緒のメギス科でドッティーバックという名前だそうだ。
部屋に戻ると女房とMたんが熟睡中だった。二人とも右腕をくの字に折って、右手を頭の下に、左腕は真横に伸ばしている。まったく同じ格好なのが笑えた。でも、性格も一緒になるのかな、と考えたら、笑えなくなった・・・(笑)
昼食後はマンタポイント。船が2艘でる。1艘で8人×2グループという大所帯だ。エントリー時にガイドがマンタを船上から見つける。僕はすでにめがねをはずしたあとなので、まったく見えなかったが、どうも2枚はいるらしい。期待とともにエントリー……結果を先にいうと、残念賞。僕らとは別のグループがエグジット直前に頭上を通るマンタを拝んだとのことだったが……。それより、残念だったのが、ガイドがドラキュラゴビーを見つけてくれて、僕も確認し、さあ、ビデオで撮ろうとファインダーをのぞいたら、上からフィンが降ってきた。まったく、気がつかなかった外人ダイバーが巣穴を上からつぶしてしまったのだ……(涙)。このあとも、ダテハゼと共生しているきれいなテッポウエビを狙っていたら、別のダイバーが思いっきり砂を巻き上げながら通り過ぎるなど、ちょいとストレスが多い1本でした。まあ、僕も今より経験が少ないときにはいろいろ迷惑をかけていたに違いない。大目に見ましょう。
船で戻ってくると、女房がMたんを抱いて、波打ち際から手を振ってくれていた。ダイブセンターのところまで来ていた女房が「マンタ見られなかったんだってね」といいながら笑っていた。ちいと、ムカツク(笑)
夕食時にはMたんは寝ていた。何度かミシェルが遊びにきたが、起きる様子はない。ミシェルはつまらなそうに帰っていった。